日本人の会社では、
「安く良いものをつくる」と考えることが
当たり前になってると思います。

安く良いものをつくることで企業の競争力を
高める、と聞くと違和感はないかもしれませんが、

「良いものを」と「安く」の二つを並べた時、「安く」の
比重が大きい会社が非常に多いように感じます。

よりベストで価値の高いもの、価格が高くても売れるものを、
という思考が圧倒的に足りない。

日本人労働者の能力は大手先進国の中ではトップと言われていますが、
一方で一人当たりの生産性は主要先進7か国で「48年連続の最下位」です。

特にサブプライムローンやリーマンショック以降、
日本企業はいかに内部留保を積むかという保守的な
思考が当たり前になってしまいました。

商品価値を高め、価値の高いものを高く売って利益を出す、
という視点ではなく、いかに人件費やコストを抑えて利益を出すか
という企業が多すぎます。

これでは、いつまで経っても人件費は上がらず、
日本の世界から見た相対的価値はますます下がってしまいます。

何を削るかではなく、何を生み出すかをしっかり考えることが
これからの日本には求められていると思います。

確率が低いからNo.というのは簡単ですが、新規で売上を
100%伸ばせるものなどどこにもありません。

不必要なことを削ることと、将来の芽を摘んでしまうことを
区別するとも言えますね。

当社は、顧客の売上、利益を伸ばすところに特化して
事業をやっていきたいと思います。

「経費」視点ではなく「投資」視点で
事業運営をできる(またはコンサルとしてアドバイスできる)
会社を目指したいです。