簡単ですが、コンサル視点で
ブロックチェーンについてまとめてみました。

ブロックチェーンとは

ブロックチェーンは、分散型台帳技術や
分散型ネットワークと訳され、
ビットコインの根幹となる技術です。

情報がブロック単位に分かれ、
鎖のように連なっていることから
ブロックチェーンという名前が付けられました。

ブロックチェーンはなぜ生まれたのか

ブロックチェーンは元来、
これまでの銀行をはじめとする中央集権的な
仕組みの問題解決を目的に提案されたものです。

アメリカを発端としたサブプライムローン、
リーマンショックといった
銀行の不正問題などは覚えていますでしょうか。

これは偶然ではなく、銀行という仕組みが
ブラックボックス化され、銀行に対する過度な
信用が生んだバブルです。

強力すぎるプラットフォーマー

プラットフォームとはビジネス用語では
様々なものを動かす土台、という意味です。

facebookやgoogleをはじめとした
WebサービスやSNSは、利用料や利用料の代わりに
広告を表示することで収益を得る、といった
ビジネスモデルを持つ企業がここ20年程
幅をきかせています。

これらはどれも無料という名のもとに
個人情報を利用した独占データビジネスに他なりません。
※現に、EUの欧州委員会でも、Googleに対しAndroidに
関する独禁法違反について5600億円以上の制裁金
支払命令が出ています。
(2018年10月16日時点裁判中)
これは、ユーザーにAndroidを無料で提供する代わりに
chromeブラウザとgoogle検索を強制的に利用させ、
他のメーカーのビジネスの機会を奪っている、
というものです。

もとより、本来価値のあるコンテンツを持つ
人たちにもっと適正に収益を
分配する仕組みであるべき、
というのがブロックチェーンの問題提起です。

ブロックチェーンにより世の中はどうなっていくか

ブロックチェーンの普及により、
壊滅的であった動画や音楽などコンテンツが
本来受けるべき権利の報酬が健全化
されていく可能性があります。

GAFA(google、amazon、facebook、apple)を
はじめとするプラットフォーマーはブロックチェーンの
技術により衰退していき、コンテンツホルダー
(=知的生産物を有する人や企業)が力を持つ
こととなりそうです。

例えばSingular DTVなどのサービスは
分散型Netflix(世界で契約者1億人を超える
動画配信プラットフォーム)とも呼ばれ、

従来のエンターテイメント業界であったような
「企業」と「視聴者」の間に多くの中間マージンを取る仕組みを、

ブロックチェーンの技術を用いた
「契約をプログラム化する仕組み(スマートコントラクト)」
によって、

収益配分の透明性を担保しつつ、
特定の第三者を介すことなく、
自動で権利の管理を行うことができるようになっています。

ブロックチェーンの課題

魅力的な点は多いですが、ブロックチェーンにも
課題はたくさんあります。

利用する人が増えることで処理速度の遅延や
手数料の増加などのスケーラビリティ(拡張性)の問題や、
リテラシーの低い人では使いこなせないと
いった課題があり、

一般で生活している方々がブロックチェーンを
身近に感じるまでには5年、10年の時間を要すると思われます。

さいごに

仮想通貨=ブロックチェーン?といった
見方をされている方も多かったかもしれませんが、

ブロックチェーンはこれまでの銀行システムや
プラットフォーマーの仕組みなどが抱える、
社会的な課題を解決する可能性のある技術である
ということをご認識いただければ幸いです。

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平井 康之

平井 康之

エクネス株式会社 代表取締役。国立金沢大学 教育学部 数学科 卒業。金融機関入社、3年程個人、法人営業を経験。その後ソフト開発企業にて8年半WEBサイト制作及びWEBシステム開発部門のグループリーダーを経験。2018年3月 法人設立 現在に至る。登山を愛する元テニス部キャプテン。好きな山は、石川県の白山、富山県の立山、岐阜県の乗鞍岳など。